京北ってどんなところ?
京北地域について
京北地域は、京都市右京区の北部、京都市の中心部から車で1時間圏内に位置し、都会の近くで自然とともに「ちょっと便利な田舎ぐらし」ができるまちです。地域を南北に通る国道162号線は、京都と福井県若狭地方までを結ぶ「西の鯖街道」の一部であり、古くから交通の要所として、京の食と文化を支えてきました。
京北地域は、大阪市とほぼ同じ面積であり、その約90パーセントが緑豊かな森という自然豊かなまちです。
京北の6つの地域
京北は「周山」、「弓削」、「山国」、「黒田」、「宇津」、「細野」の6地区で構成されています。
- 周山
- 周山地区は、京北合同庁舎、道の駅「ウッディー京北」、小学校、中学校、商店街、スーパーなどが集まっており、京北の中心部とも言えます。
また、明智光秀が築いた周山城跡が残っており、京北の歴史も感じさせます。
- 弓削
- 弓削地区は、南北に流れる弓削川沿いに農業や林業が発展してきました。
中心部には病院や小学校、高校などが集まっており、その周囲にはのどかな田園風景が広がっています。
- 山国
- 山国地区は、古くから天皇の領地として皇室との縁が深く、光厳天皇ゆかりの常照皇寺は天然記念物の「九重桜」をはじめ桜の名所としても有名。
毎年10月には明治維新の山国隊の行進が再現されるなど、京北の歴史を今も色濃く感じられる地区です。
- 黒田
- 黒田地区は、京北地域の北東に位置し、桂川の源流域。
峠、美しい森林が印象的で、蛍が乱舞する清流・片波川を北上すると、天然記念物「伏条台杉」が悠久の歴史を越え、京北を見守っています。
- 宇津
- 宇津地区は、他地区に比べ積雪も少なく、過ごしやすい温暖な気候の地区です。京北十景に選ばれる「宇津峡」の雄大な景色が象徴するようなゆったりとした空気が流れています。
宇津峡公園は、バーベキューやキャンプを楽しむ家族連れなどで賑わっています。
- 細野
- 細野地区は、都と京北を結ぶ玄関口。
「京北十景」に選ばれる「栗尾峠からの展望」や「滝又滝」の眺望は抜群です。
平成25年に開通した京北トンネルにより、京北から市中心部との距離がより身近になりました。
- 京北の歴史
- 京北地域は林業の里で、平安時代から平安宮・京の用材を供給してきました。
平安時代以前から近世に至る史跡・遺跡の多い地域で、天然記念物にも恵まれています。
また、南北朝時代の光厳(こうごん)天皇の出家隠棲の地としても知られ、戦国時代においては明智光秀の統治に由来する伝承も残ります。
そして、明治維新に際し京北地域で結成された農兵「山国隊」は、毎年京都で行われる時代祭の先頭を歩く維新勤王隊列のモデルとしても知られています。
地域のあちこちで今もその息吹を感じることができます。
- 宿泊施設を拠点に広大な京北を巡ってみませんか?
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京北地域は大阪市を丸ごと呑みこむ広さ。
1日ではゆっくりと時間をかけて巡るのは難しいため、お宿を拠点に京北地域を周遊されてみてはいかがでしょうか?
古民家での田舎暮らしを体験いただける農家民宿のほか、京北の四季折々の食をお楽しみ頂ける料理旅館、ペンション、リーズナブルにご宿泊が可能な研修施設があります。
観光だけでなく、実際の生活を想定して現地を確認しておくのも移住に向けた大事なステップのひとつです。
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京北のお宿リスト(リンク)